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わが社の省エネ

Posted Date:2012/05/16(Wed) 07:33

これから暑くなる季節に向け、少しでも暑さをしのぎ空調等の電気使用を抑えようということで、ヤード事務所の窓ガラスにミラーフィルムを貼ってみました。

外から見ると、窓ガラスが鏡のように見える、いわゆるマジックミラーみたいなものですな。

こんなものを貼っても効果はわずかでしょうが、これからの季節、電力需給が厳しくなるのは間違いのない事実なわけでして、ささやかながら節電を心がけております。

これ以外では、例えば照明にはLED照明を採用するなど、コストダウンが主たる目的なのかもしれませんが、とにかく節電を日頃から心がけております。

昨夜ニュースを見ていると、福井県の大飯原発再稼動をめぐって、様々な方が意見を述べておられました。

政府はこの夏の電力不足を回避するために、再稼動を推進する立場。

そりゃ、政府の立場で言うと当たり前ですねえ。


電力不足いう状況は、国内産業に大きなダメージを与えます。

電力等の社会インフラに要する料金がバカ高なうえに供給が不安定、人件費や労働法制も重荷、大きな消費地でもなく、通貨が高くて輸出拠点としても不利という、特に製造業の拠点としてはいいことが何も無い状況に、悪い材料がまた一つ加わってしまいます。


この現状を理解して、「再稼動やむなし」と考えている人も多いですし、再稼動は昨年の東日本大震災級の災害に耐えることが出来るようように、各種改良工事が完了してからと考える人も多く、世論は真っ二つかな?


これまでの政府の対応は、いわば従来型の対応というべきでしょうか。

リスクは承知だけれど、国家として再稼動する必要がある。本音を言うわけにはいかないので、「安全だから再稼動する」と言うしかないでしょ?

という立場ですなあ。


まあ、日本の伝統的手法で推し進めようとしている訳ですが、今の世の中、少々この手法が通用しにくくなってきていますね。

国民が情報を得る手段が、ラジオ、テレビ、新聞しかなかった時代では、最善の方法だったかもしれませんが、今はインターネットを通じて様々な情報を個人が得られるようになり、世論が分裂しやすくなっている。


「危険性は残るが、背に腹は変えられない。再稼動する」とか、「改良工事が完了するまで再稼動しない。国民の電気使用を制限するが我慢してくれ」など、分かりやすいメッセージを伝えてくれる政治がウケるかもしれませんね。


情報の足が速い時代だから、我々の商売も情報の秘匿に神経を尖らせないといけないときもあるし、利益を大きく取りすぎたような商売をすると、すぐに適正価格と言うものがバレ(?)て、逆に商売の足を引っ張ってしまいます。

政治家も商売人もみんな難しい時代です。


商売のほうも、時代の転機に差し掛かっているような雰囲気が強まっているような・・・

敏感なのか過敏なのか、今は分かりませんが、今のビジネスモデルの一部が崩壊する可能性も頭の片隅に入れて、様々な事業展開を模索しています。

もちろん、具体的には言えませんが、弊社をウオッチしていれば、少しずつ変化してきているのはお分かりいただけるかと思います。


先週末だったか、大阪の師匠とも色々なことを話し合っていたのですが、日本国内で発生する金属屑を集めることに基軸を置くことに変わりはありませんが、あらゆる事態を想定して、予め布石を打っておくことで同意しました。


師匠というのは先生みたいなものだから、そういう人とビジネスの話をして、合意までできるように成長したか?と、少々調子に乗るほど嬉しい。

まあ、毎日毎日色々なことを考えていますので、たまにはそんなこともあって良いか。


さ、今日の名古屋は最高気温28度にまで上がる予報。

暑さに負けずに頑張りましょ!

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