サイクルオペレーション株式会社
ブログ記事サイクルオペレーション株式会社
たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。
マーケットはお休み
Posted Date:2011/11/27(Sun) 09:54
今日はマーケットがお休みですので、違った話題にしましょう。
そうだな~。
少なくとも前の大戦以前、「軍人は英雄だった」ということは想像できるでしょうか?
明治維新以来、日本が日清・日露などの戦争を勝ち抜き、領土を大きく広げた英雄が軍人だったわけです。
ちなみに昭和16年時点の日本の領土とは、
1.内地
現在の日本国の領土+千島列島(もちろん竹島や尖閣も内地に含まれていた)
2.樺太
鎌倉時代から日本と関わりがあり、ロシアの侵食に遭うが北緯50度以南は日本領。
3.台湾
中国が南シナ海で悪さをしている南沙諸島も台湾に含まれていました。
4.朝鮮
これくらいは皆知ってますね?
これ以外に「租借地」や「委任統治区域」というものが存在していました。
まず「租借地」とは、潜在主権を租貸国が有し、租借期限があり、また在来の住民に日本国籍が与えられない地域です。
遼東半島先端部(現在の旅順・大連地域の一部)がこれに該当します。
次に「委任統治区域」ですが、第一次大戦の結果得た旧ドイツ領ニューギニアのうち、赤道以北部分を指します。
たとえば、トラック島やサイパン島、パラオなどがこれに該当します。
さらに領土には含まれませんが、「満洲国」なども実態は領土に近かったかもしれません。
全体像をイメージできますか?
多くの方が戸惑うほど広大な領域です。
内地以外の領土については、明治維新後、50年ほどの期間で戦勝を重ねて獲得した領土。
「軍人が英雄だった」という本題もご理解いただけるかと思います。
ちなみに戦前(大日本帝国時代)も、我が国は「議会制民主主義国家」であったことを忘れてはなりません。
決して独裁国家だったわけではありませんので、念のため。
このあたりの基本的なことが、学校教育では教えられないために実は知らなかった方が多いかも知れません。
学校教育では近現代の学習をほとんど行わないケースが多いので、「泣くよ(794)うぐいす平安京」などと大昔の年号は学んでも、上に記載したようなことを知らない人は多いと思います。
このあたりは受験勉強が終わった後に学んでいくしかないですね。
さて、議会制民主主義国家であったのに、前の無謀な戦争への突入を避けられなかったことに違和感があるでしょうか?
話せば長くなるので、強引なほど簡単に書きますが、
1.統帥権の独立という問題点があった。
2.国民が「英雄」である軍部を支持した。
この2点が問題であったと考えられます。
「統帥権の独立」を簡単にいえば、軍は大臣の言うことを聞かなくても良い、独立した存在であると言えばわかりやすいでしょうか?
そしてその軍を、ほとんどのマスコミや国民は支持した。
ここが現在の日本と決定的に違う点です。
「馬鹿なことをしていた」と言わないでください。
負け知らず、連戦連勝で領土・利権を拡大していた英雄達を支持するのは自然なこと。
最終的な結果だけを見て、他人を馬鹿扱いする奴の方が阿呆です。
現在の我が国をはじめ、文民統制がしっかりと機能した国家では、多くの死者が出るような大規模戦争は難しい。
戦争→死者が出る→厭戦ムードが高まる→政府に批判が出る→選挙で敗れる→反戦政府の誕生→終結
という流れになるようにできています。
私は、「民主主義は多くの欠点を持ちながらも、一番マシな制度」と言われる所以はこの辺にあると考えています。
事実上、侵略戦争を含む大規模に死者が出るような戦争ができない制度が「民主主義に基づく文民統制」だろうと。
逆に言えば、民主主義が機能していない(一党独裁など)、文民統制が機能していない(統帥権の独立など)国家は、侵略戦争ができる!
日本の近くに、こんな国がありませんか?
ええ、ありますね。
中国、北朝鮮にロシア。
これらの国々は、国のシステムとして侵略戦争が可能なシステムが残っていると考えることができます。
みなさん、何となくこれらの国々に不安を持っているでしょ?
言葉で理由を説明しにくかったでしょうが、「なぜアナタの国を信用できないか」の理由のひとつとして、話の材料にでもしてください。
たったこれだけのことを書くにも、2時間くらいの時間がかかりますねん。
一応は知識のチェックをしながら書いていますので。
結構無理しないとブログの継続ってできませんね~。
そうだな~。
少なくとも前の大戦以前、「軍人は英雄だった」ということは想像できるでしょうか?
明治維新以来、日本が日清・日露などの戦争を勝ち抜き、領土を大きく広げた英雄が軍人だったわけです。
ちなみに昭和16年時点の日本の領土とは、
1.内地
現在の日本国の領土+千島列島(もちろん竹島や尖閣も内地に含まれていた)
2.樺太
鎌倉時代から日本と関わりがあり、ロシアの侵食に遭うが北緯50度以南は日本領。
3.台湾
中国が南シナ海で悪さをしている南沙諸島も台湾に含まれていました。
4.朝鮮
これくらいは皆知ってますね?
これ以外に「租借地」や「委任統治区域」というものが存在していました。
まず「租借地」とは、潜在主権を租貸国が有し、租借期限があり、また在来の住民に日本国籍が与えられない地域です。
遼東半島先端部(現在の旅順・大連地域の一部)がこれに該当します。
次に「委任統治区域」ですが、第一次大戦の結果得た旧ドイツ領ニューギニアのうち、赤道以北部分を指します。
たとえば、トラック島やサイパン島、パラオなどがこれに該当します。
さらに領土には含まれませんが、「満洲国」なども実態は領土に近かったかもしれません。
全体像をイメージできますか?
多くの方が戸惑うほど広大な領域です。
内地以外の領土については、明治維新後、50年ほどの期間で戦勝を重ねて獲得した領土。
「軍人が英雄だった」という本題もご理解いただけるかと思います。
ちなみに戦前(大日本帝国時代)も、我が国は「議会制民主主義国家」であったことを忘れてはなりません。
決して独裁国家だったわけではありませんので、念のため。
このあたりの基本的なことが、学校教育では教えられないために実は知らなかった方が多いかも知れません。
学校教育では近現代の学習をほとんど行わないケースが多いので、「泣くよ(794)うぐいす平安京」などと大昔の年号は学んでも、上に記載したようなことを知らない人は多いと思います。
このあたりは受験勉強が終わった後に学んでいくしかないですね。
さて、議会制民主主義国家であったのに、前の無謀な戦争への突入を避けられなかったことに違和感があるでしょうか?
話せば長くなるので、強引なほど簡単に書きますが、
1.統帥権の独立という問題点があった。
2.国民が「英雄」である軍部を支持した。
この2点が問題であったと考えられます。
「統帥権の独立」を簡単にいえば、軍は大臣の言うことを聞かなくても良い、独立した存在であると言えばわかりやすいでしょうか?
そしてその軍を、ほとんどのマスコミや国民は支持した。
ここが現在の日本と決定的に違う点です。
「馬鹿なことをしていた」と言わないでください。
負け知らず、連戦連勝で領土・利権を拡大していた英雄達を支持するのは自然なこと。
最終的な結果だけを見て、他人を馬鹿扱いする奴の方が阿呆です。
現在の我が国をはじめ、文民統制がしっかりと機能した国家では、多くの死者が出るような大規模戦争は難しい。
戦争→死者が出る→厭戦ムードが高まる→政府に批判が出る→選挙で敗れる→反戦政府の誕生→終結
という流れになるようにできています。
私は、「民主主義は多くの欠点を持ちながらも、一番マシな制度」と言われる所以はこの辺にあると考えています。
事実上、侵略戦争を含む大規模に死者が出るような戦争ができない制度が「民主主義に基づく文民統制」だろうと。
逆に言えば、民主主義が機能していない(一党独裁など)、文民統制が機能していない(統帥権の独立など)国家は、侵略戦争ができる!
日本の近くに、こんな国がありませんか?
ええ、ありますね。
中国、北朝鮮にロシア。
これらの国々は、国のシステムとして侵略戦争が可能なシステムが残っていると考えることができます。
みなさん、何となくこれらの国々に不安を持っているでしょ?
言葉で理由を説明しにくかったでしょうが、「なぜアナタの国を信用できないか」の理由のひとつとして、話の材料にでもしてください。
たったこれだけのことを書くにも、2時間くらいの時間がかかりますねん。
一応は知識のチェックをしながら書いていますので。
結構無理しないとブログの継続ってできませんね~。
Blog Latest Entries
- 近況報告 (01/16 10:21)
- 2023年9月16日 (09/16 09:02)
- 今日までお盆休みです (08/15 10:15)
- 中国への牛肉不正輸出事件の考察 (05/31 14:46)
- 2023年5月の日記 (05/27 09:59)
- 新商材のレポート~2 nd コンテナの結果発表~ (05/20 08:58)
- 風邪をひいていました (05/17 09:58)
- 4月23日に帰国しました (04/25 11:04)
- 自転車用ヘルメット着用の努力義務化 (04/04 10:01)
- 一寸の虫にも五分の魂 (04/01 09:52)
- 新商材のレポート ~Part 1 ~ (03/27 08:23)
- 統一地方選挙への対応 ~地方議会議員の選び方~ (03/24 15:21)
- 統一教会と自民党 (03/21 08:32)
- 2023年3月18日 投資案件? (03/18 07:40)
- 2023年3月11日の重たい話 (03/11 08:28)
- 2023年2月の日記 (02/25 15:25)
- 2022年末のご挨拶 (12/28 10:21)
- 入国者待機施設から救急搬送されました (02/28 16:46)
- 2022年1月の日記 (01/21 08:29)
- 2021年10月28日 (10/28 09:54)
Blog Archive
- 1/2024(1)
- 9/2023(1)
- 8/2023(1)
- 5/2023(4)
- 4/2023(3)
- 3/2023(5)
- 2/2023(1)
- 12/2022(1)
- 2/2022(1)
- 1/2022(1)
- 10/2021(1)
- 9/2021(1)
- 8/2021(1)
- 7/2021(1)
- 5/2021(2)
- 3/2021(2)
- 9/2020(1)
- 8/2020(1)
- 7/2020(2)
- 6/2020(1)
- 5/2020(2)
- 4/2020(4)
- 3/2020(5)
- 7/2019(2)
- 6/2019(2)
- 5/2019(3)
- 11/2018(1)
- 7/2018(1)
- 6/2018(1)
- 5/2018(2)
- 4/2018(2)
- 3/2018(2)
- 2/2018(4)
- 1/2018(5)
- 12/2017(6)
- 11/2017(11)
- 10/2017(7)
- 9/2017(11)
- 8/2017(10)
- 7/2017(9)
- 6/2017(10)
- 5/2017(11)
- 4/2017(10)
- 3/2017(12)
- 2/2017(9)
- 1/2017(11)
- 12/2016(10)
- 11/2016(9)
- 10/2016(11)
- 9/2016(12)
- 8/2016(12)
- 7/2016(12)
- 6/2016(12)
- 5/2016(11)
- 4/2016(12)
- 3/2016(10)
- 2/2016(10)
- 1/2016(11)
- 12/2015(11)
- 11/2015(12)
- 10/2015(10)
- 9/2015(11)
- 8/2015(11)
- 7/2015(14)
- 6/2015(11)
- 5/2015(12)
- 4/2015(11)
- 3/2015(13)
- 2/2015(11)
- 1/2015(11)
- 12/2014(12)
- 11/2014(11)
- 10/2014(14)
- 9/2014(11)
- 8/2014(12)
- 7/2014(12)
- 6/2014(12)
- 5/2014(12)
- 4/2014(12)
- 3/2014(13)
- 2/2014(12)
- 1/2014(13)
- 12/2013(16)
- 11/2013(16)
- 10/2013(17)
- 9/2013(18)
- 8/2013(16)
- 7/2013(21)
- 6/2013(15)
- 5/2013(17)
- 4/2013(18)
- 3/2013(15)
- 2/2013(16)
- 1/2013(13)
- 12/2012(17)
- 11/2012(20)
- 10/2012(21)
- 9/2012(21)
- 8/2012(20)
- 7/2012(16)
- 6/2012(13)
- 5/2012(16)
- 4/2012(20)
- 3/2012(24)
- 2/2012(22)
- 1/2012(17)
- 12/2011(21)
- 11/2011(27)
- 10/2011(4)
- 9/2011(2)
- 8/2011(3)
- 7/2011(1)
- 6/2011(5)
- 5/2011(4)
- 4/2011(8)
- 3/2011(9)
- 2/2011(1)
- 1/2011(1)
- 12/2010(11)
- 11/2010(1)
- 10/2010(2)
- 9/2010(5)
- 8/2010(5)
- 7/2010(8)
- 6/2010(6)
- 5/2010(6)
- 4/2010(9)
- 3/2010(12)
- 2/2010(14)
- 1/2010(5)
- 12/2009(6)
- 11/2009(7)
- 10/2009(7)
- 9/2009(7)
- 8/2009(8)
- 7/2009(9)
- 6/2009(12)
- 5/2009(12)
- 4/2009(16)
- 3/2009(23)
- 2/2009(16)
- 1/2009(3)
- 12/2008(3)
- 11/2008(6)
- 10/2008(1)
- 9/2008(5)
- 4/2008(8)