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たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 2010/9/13

中古自転車のお話

 written by ホリグモン 投稿日時:2010/09/13(月) 07:27

スクラップ・中古品の買取価格表は、

デラざっぴん株式会社ホームページ

をご覧ください。



当社取扱商品である「中古自転車」

まずは簡単に説明すると、ファミリータイプ自転車(いわゆるママチャリ)、MTB(マウンテンバイク)が主な取扱商品です。

ママチャリもマウンテンも26インチ以上のもの限定ですね。今は24インチは全く売れませんので。

折りたたみ自転車や子供用自転車も、取り扱えないことはありません。
あまりにも単価が安いので、原則として取り扱いしていませんが、自社回収などでどうしてもある程度は集まってしまいます。

くず鉄にしてしまうのももったいないので、仲間の保有するものと合わせてコンテナを作ってしまうこともあるのです。


トラックに積もうにも、そんなに多くの数が載るわけではないし、保管するにも広大な用地を必要とする商品です。

そのわりに単価が安く利幅が薄いので、取り扱っている業者は、当社のような物好きか、自転車をメインにしている業者かのどちらかでしょう。

当社が自転車を取り扱っているには事情があります。

今から2年前、金属スクラップ価格が暴落して、輸出向きの中古家電も出荷できない状況に陥ったことがあったのは、みなさんの記憶に新しいところだと思います。

あまりにも下落のスピードが速いため、どんなスクラップや中古品でも、仕入れをすればするほど損がでるような状況でした。

そんな中、利幅は薄くとも確実に利益をもたらしてくれる数少ない商品の一つが中古自転車だったのです。

現在では自転車を取り扱う必要性は無いようにも思いますが、再び前回と同じような状況になったときへの保険的意味合いと、取引を続けているバイヤーへの義理から現在も取り扱いを続けています。

今は義理の意味合いが強いかな…

その義理あるバイヤーさん、東南アジアの某国出身で現在は日本国籍を持つ方なのですが、現在その某国向きコンテナが事実上止まってしまっています。

自転車を扱っている方には周知の事実だと思いますが、原因は某国の国内事情にあるようです。

こうなるとバイヤーさんも頭を抱えてしまっていますね。
自転車以外にも様々な商品を日本から送っていたようですが、貿易による収入の道が途絶えてしまっているのですから、そりゃあ大変でしょう。

現在の円高もダブルパンチになっているでしょう。
あちこちで、海外の客からの送金が「遅い」とか「送金されてこない」とかいう話を聞きますので。

前回は中古テレビの状況が芳しくないというような話を書きましたが、円高になると次から次へと「輸出」という行為に対して悪い話が出てきます。

買い手(海外)の立場からすれば、円高という価格上昇の局面では問題を積極的に解決しようという意欲も低下するでしょうし、そもそも買い意欲自体が下がるわけですから、当たり前かもしれませんが。

現在のところ、輸出先国全てが閉ざされているわけでもありませんし、当社が困っているわけではありませんが、こういう状況では単価も下がり気味ですし、集荷意欲が低下しちゃいます。

もともと、「斜め上にある北の国」向けに活況だったのが中古自転車です。

こうなると、アノ国向けの貿易が再開してくれないかなと思ったりしますよ。

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