サイクルオペレーション株式会社
ブログ記事サイクルオペレーション株式会社
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国内発生基板を集めないと・・・
投稿日時:2014/10/03(金) 06:27
為替相場は10月1日、約6年1か月ぶりに1ドル=110円の大台に達するなど、円安基調が目立ちます。
円安が進行して、皆\(^o^)/(バンザイ)かと思いきや、生産コスト増に苦しむ中小企業が多いようです。
1ドル=110円台の大台をつけたのが6年以上ぶりであると申しましたが、長きにわたって円高が続いたため、国の構造がずいぶんと変わってしまっているんですねえ・・・。
昨日たまたま目に入ったニュース番組の中で、大手自動車メーカーの海外生産比率を報じていました。
トヨタ自動車が60%以上、ホンダや日産にいたっては、80%以上が海外生産だそうです。
大手自動車会社の場合なら、それでも円安で利益がアップすることは間違いない。
問題は、部品を納入する下請けなどの中小零細企業なのでしょう。
彼らは海外から輸入された原材料を使用し、海外から輸入されたエネルギーを使用して、製品を作る訳です。
円安が進行すると、当然生産コストが上昇するわけですが、価格転嫁というのは生産コスト増に比べてペースが遅いことが一般的ですので、収益が悪化する。
そんなところかと思います。
為替が円安に進行することにより、弊社に与える影響をご説明しておきます。
最近、盛んにアピールしている中古自転車などは、海外向きの輸出商品ですから、円安が進行すると、理論的には販売価格がアップします。
多くの方はお気づきかと思いますが、円安だから中古自転車に力を入れている、いや、入れざるを得ないというのが実情なのです。
一方、弊社のような小規模企業でさえ、長きにわたって続いた超円高への対処として、「輸入」事業が存在します。
私のブログに長らくお付き合いいただいている方はご存知でしょうが、基板などの「貴金属含有スクラップの輸入事業」です。
この事業、中々のスグレモノです。
元々は、円高が続くことのリスクヘッジとして始めた事業ですが、為替が円安に動いても、実は問題がないのです。
円安に動くと、原料である基板スクラップの輸入価格は上昇しますが、製品である「金・銀・パラジウム」などの貴金属も円安に動くと販売価格が上昇します。
つまり、輸入から輸出まで(理論上は)自社完結していましますので、為替変動の影響を受けにくいのです。
それなら、今の円安状態でも、基板をガンガン輸入しているのか?
そうは問屋が卸しません・・・。
先日も話題にしましたが、金(ゴールド)をはじめとする貴金属相場に元気が無いのです。
為替が円安に動こうとも、貴金属相場が下がろうとも、長期間のスパンで見ると平均化された収益が上がるはずなのです。
しかし、為替が円安に動き続け、貴金属相場が下がり続ける今の状況では、仕入れから販売までのあいだに差損が発生してしまうリスクが大きい。
ここは、寝たふりするのが一番かと思います・・・。
そんな訳でして、最近は基板ネタが出る幕が少なくなっていますが、弊社は名前だけは「ざっぴん屋」ですが、実際には基板屋と自転車屋であります。
実は某ヤマから、「数ヶ月間、一定量の数量を納入してくれたら条件アップする」という甘い誘いを受け、それに乗っております。
先月から、その分を確保するのに必死。
意味、分かります?
キバン屋さんには分かる話なんですが。
という訳で、国内発生基板を一生懸命集めないと・・・という状況です。
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