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金属相場は下げ

投稿日時:2011/11/10(木) 08:06

9日の欧州債券市場ではイタリア国債が売られ、10年物国債の流通利回りは年7%超に上昇(国債価格は下落)し、ユーロ導入後の過去最高(価格は最安値)を更新したようです。

年7%か。凄いなあ。

ヨーロッパの遠い国というイメージですが、ちょっと身近に感じるために日本の状況と置き換えてみると、


仮に日本国債1,000兆円の利回りが年7%だったとする。

そうすると、利息だけで年70兆円。

年50兆円もない歳入に対して、国債利払い70兆円では破綻ですわな。

考えれば考えるほど、恐ろしい数字です。

このせいで、NY株式市場も大幅反落したようで。

こうなれば、金属相場はどのような動きをすると考えますか?



正解は「下げ」です。

金や銀などの貴金属を含む、全ての金属相場がLMEで値下がりしました。

本日のLME銅相場、$3.4524/1b、日本円で約591円/kgで、前日比-17円 というところです。

ニッケル-48.57円、アルミ-2.49円、亜鉛-3.59円、鉛-3.69円と、軒並み下げですね。

金属相場は投機目的で動きますので、株が下がるときは金属相場も下がる・・・で良いでしょう。


私が最近気にしていることは、

円高阻止のために為替介入して以来、毎日徐々にではあるが、再び円高が進行していることです。

今も小規模介入を続けているのかな?

続けていたとしても不思議でないような為替の動きですが、結果としてジリジリと円高に触れているのは間違いありません。

円高のままでは国内産業が苦しい状況を転換するのは不可能です。つまり、景気が悪いままって言うことね。


円安方向に持っていくのは、実は超簡単。

ドンドンとお金を印刷すれば、間違いなく円安になります。

「裏づけの無い貨幣が流通するとインフレが起こる」と言えばよいのかな?

基本的に日銀はインフレを恐れます。

日銀の使命は「物価の安定」ですので、当然といえば当然か。

無秩序なインフレを避けるため、「インフレターゲット」を設定して、計画的なインフレ方向に誘導しようという動きが10年以上前からありますが、未だ実行されないままです。

これをやってくれれば、間違いなく景気が上向くと私は考えるのですが、様々な弊害も起こりえるし、何より「前例が無い」のが嫌われているのでしょうかねえ?

インフレ(ドンドン物価が上がる)という状況になれば、先高感から消費も拡大するし、金が回りだせば皆潤う。少なくとも儲かっている気になりますわな。

今の日本は、精神的に将来悲観している面が最大の問題と考えていますので、しょーもないTPPとか言ってないで、是非とも紙切れ(紙幣)をドンドン刷って欲しい。

オッサンはこんな風に考えていますの。

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