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金相場は芳しくありません

投稿日時:2014/09/22(月) 06:11


金(ゴールド)相場の状況が芳しくありません。


日本時間9月22日午前6時現在、為替は1$=\109.15付近と、相当な円安水準にあります。

為替相場がこのような状態だと、日本円に換算しての国内金価格は跳ね上がりそうなものですが、「LME」という、国際的な金相場に全く元気がないものだから、国内金相場は全く上昇してこないのです。



論より証拠。

LME金相場の動きを見ていただいた方が、話が早いと思います。



最初は、過去一ヶ月の金相場の動きを表したグラフです。



過去一ヶ月間、右肩下がりで下がっている状況が、ご理解いただけるかと思います。





次に、過去半年の金相場の動きを表したグラフをご覧ください。



今年5月下旬から6月上旬にかけて、一度大きく金相場は下落しています。

その後、一旦は持ち直したものの、右肩下がりに相場は下落しとるのです。はい。





最後に、思い切って過去10年間にわたる金相場の動向を見ていただきましょうかね。



2004年9月にオンスあたり約400ドルだった金相場は、2011年9月には1,800ドル以上へと跳ね上がっています。

その後、一進一退しつつも2012年9月あたりからは、下げ基調へと変わっているのがわかります。



ちょうど日本では、長きにわたる超円高を脱出した時期と重なりましたので、国内金価格は大きく下げませんでした。

しかし、金相場自体はご覧のような状況なのです。

元気ないね~。




さて、このような金相場の下げ基調の中、旺盛に金を買い漁っている人達もいます。

買い漁っている国がある・・・と言った方が正確でしょうか?



勘の良い方はピンと来ているでしょう。

そう。中国です。




中国の金需要量は、月間で見ると、2013年3月に過去最高となる136.185トンを記録しました。

その後も、6カ月間連続で100トン台を継続。

年間では上のグラフのとおり、2012年の557.478トンから過去最高の1158.162トンに倍増し、初めて1000トンを上回った。



事実上、中国が金相場を支えている・・・と考えられるのかな?

もちろん、支えているつもりはないのでしょうが。



いずれにせよ、相場が下降傾向にあるときは、私たちのような商売を営んでいる者にとっては面白くありません。

金(ゴールド)を含有したスクラップを買い取った時点では適正価格であった商品も、各種作業や輸送、保管、精錬などの工程を経て現金に戻るまでの数ヶ月の間に、相場下落により「高い買物」になってしまいます。

場合によっては、足が出る。



しかし、それでもやるしかない。

やり続けなければ、右肩上がりの時期という美味しい果実も食べられなくなる。



そんなことを考えてはいるのですが、精神衛生上、宜しくない時期が続きます。





      

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