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タイヤ交換のよくある話

投稿日時:2014/06/20(金) 04:27


水曜日は乗用車(営業車)に乗って、首都圏まで出掛けておりました。

行き先は神奈川県と東京都ですから、名古屋からは片道350kmほどの距離。

比較的近いのですが、と言って近くもない・・・という微妙な距離です。



今日ご紹介するのは、その出先での出来事です。



この日の最初の目的地は、神奈川県にある某政令指定都市。

神奈川県には3つの政令指定都市があるのですが、私の目的地は、その都市が政令指定都市であることの認知度が、おそらく全国最低クラスであろうと想像される都市です。

そう言えば、分かる方には分かるでしょう・・・。



で、その都市へ向かうために午前7時頃に名古屋を出発し、11時頃には東名高速の厚木インターチェンジを降りました。



最初のアポイントがある目的地へは、厚木インターから30分ほど走らなければならないのですが、そこへ行く前に、以前からどうしても一度立ち寄りたかった所がありましたので、とりあえずアポなしで突撃訪問。

幸いにもターゲット(?)の方とも会うことができ、無事に目的を果たすことができたので、本来の目的地へ移動することにしました。



実は名古屋を出発する時点からガソリンが半分くらいしか入っていなかったこともあり、この時点で、ガソリンの残量はずいぶん少なくなっていました。

すぐにガス欠するほどではないのですが、名古屋までは到底戻ることができない残量ですし、早めに給油しておいたほうが良かろうということで、国道沿いのガソリンスタンドへ立ち寄ったのです。

事件は、そこから始まります・・・。



セルフスタンドでしたので、スタンドに入って自分で給油しようとしていると、店員のニーチャンが近寄ってきて、「空気圧のチェックしましょうか?」と声をかけてきました。

私はスタンドで洗車をする時にちょくちょくエアーチェックしているつもりですし、最低でも季節の変わり目にはチェックしているつもりですが、実際には年に2~3回程度なのかもしれません。

人間の記憶って、いい加減ですからね~。



セルフスタンドなのに、空気圧のチェックをしてやろうというのですから、ここは素直に、「おう、すまんな。頼むわ。」とお願いしました。

エアーチェックよりも先に給油が終わりましたので、ついでにトイレを済ますこともできました。

車へ戻ると、エアーチェックも完了した様子で、スタンドの兄ちゃんが待ち構えていました。



「ありがとな!」と兄ちゃんに礼を述べて出発しようとしたのですが、彼は気になることを言います。

 

「1本だけ、エアーが少ないタイヤがありました」


「パンクしている可能性もあるので、よければリフトアップしてチェックしましょうか?」



片道350km以上走行して来て、帰りも同じだけ高速道路を走って帰らなければならない訳ですから、この言葉は非常にビビリました。


私はこれまで、高速道路を走行中にトラックのタイヤがバーストした経験もありますし、シャフトごとタイヤが飛んでいった経験もあります。

幸い、これまで命に別状はありませんでしたが、高速道路での足回りトラブルは本当に危ないということを経験していますので・・・。



そんな訳であまり時間に余裕はなかったのですが、とりあえずチェックしてもらうことにしました。



車がスタンドのピットでリフトアップされると、整備の人間が私を呼びに来ました。

「今からチェックしますので、良ければご一緒にどうぞ」



私も自分の目で確認しないと納得できないタイプなので、喜んでタイヤチェックのためにピットへ出向きました。

すると、タイヤに何やら石鹸水のようなものをスプレーし始めたのですが、「あ、ここですね」と、ある一点を示しました。



よく見てみると、示された場所から、ほんのわずかですが泡が吹き出ています。

ほんのわすかだけれども、空気が吹き出ているのだから、「パンク」なのかな?



「パンク修理できるの?」と聞くと、タイヤ側面のパンク修理は困難とのこと。

また、「スリップサインが出る寸前ですし、交換しかないと思います」との見解のようですな。



10年前の私なら、この時点で素直にタイヤ交換をしていたかもしれません。

でも、何か出来すぎた話のような気がしたので、「急いでいるので要らない」と、あっさりタイヤ交換をお断り。

ここで胡散臭さを感じたことが、適切な判断なのか、それとも疑い深いだけなのか、後に分かることになるでしょう・・・。



スタンドを出て、取り急ぎ本来の要件を済ませると、電車の駅近くのパーキングに車をブチ込み、今度は電車で都心へ移動。

車の状態が気になりつつも都心での仕事を終え、再び電車で戻ってきました。



パーキングへ到着して、まずはタイヤの状態をチェックしたのですが、少なくともペッタンコの状態ではない。

とは言え、このまま名古屋へ向かうほどの根性は持ち合わせていないので、ナビで近くのカー用品店を探し、再チェックすることにしました。



カー用品店では、「左後ろのタイヤがパンクしてるので、修理して欲しい」と要望を伝えました。



待つこと約15分、ピットから呼び出しがあったので行ってみると、またもや私の車はリフトアップされた状態。

オートバックスの兄ちゃんの説明では、「左後ろは大丈夫ですが、左前のタイヤに釘が刺さっています。」とのこと。



「ん?」



私は同じ日の昼、確かに左後ろのタイヤから空気が漏れているのを見たつもりですが、「パンクしていない」とのこと。

オートバックスの兄ちゃんいわく、「左後ろのタイヤだけ、空気圧が倍くらい入ってますけど・・・」



そういうことなのね・・・。

倍くらいの空気圧を入れれば、古いタイヤなら、多少は空気も漏れてくるんだ。

それをパンクと捉えるか、空気が漏れていると捉えるかは、各人のご自由に・・・ということでしょう。



その現実を知ってから、オートバックスの兄ちゃんの説明なんかロクに聞いてはいなかったのですが、「左前タイヤに釘が刺さっている」とか、「右前タイヤには大きな傷がある」とか一生懸命説明していました。

結局、「タイヤ交換してください」ということが言いたかったらしい。



見積もりを見てみると、タイヤ4本で10万円を超える見積りになっていましたね。

タイヤごときに10万円も出す気は毛頭ありません。



とりあえず名古屋まで問題なく帰れそうだという感触を得ることができましたので、何も手を加えずにそのまま店を出ました。

念のため、パンク応急修理のボトルだけ買っておきましたが・・・。



昨日も名古屋のスタンドでエアーチェックしたのですが、タイヤの空気圧は全く問題ありません。

どうやら、まんまと一杯食わされそうになっていただけのようです。



ただ、タイヤ交換の時期が近づいているのは現実ですし、釘も刺さったままですから、タイヤ交換の決意を固めました。

昨日、仲の良いパキスタン人バイヤーに電話を入れ、「プリウスのタイヤを交換してくれ」と頼んでおきました。



たぶん彼は、安くて良い中古タイヤを探してきてくれることでしょう。

一本数千円で、新品に近いヤマがあるタイヤを調達するつもりです。



今回の「一本だけ空気圧が・・・」から、タイヤ交換を勧められる流れというか手口は、非常によくある話のようです。

どうやら、「騙し」でやられることが多いようで、ネット上では不必要なタイヤ交換をさせる有名な手口として紹介されています。

もちろん、私のケースを含めて、全てが騙しだとは申しません。



しかし、ガソリンスタンドもカー用品店も、「信用できない」と感じさせるに十分な出来事でした。

世の中、そんなもんですわ・・・。


 

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