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金属相場は大荒れです。

投稿日時:2014/03/14(金) 06:12


金属相場は大荒れです。


今日は、非鉄金属の代表格である、銅価格急落の話を書きましょうか。



2月25日にトン78万円であった銅建値は、3月3日にトン77万円、3月10日にトン75万円へとジリジリと引き下げが続いていたのですが、ここにきて相場は急落。

13日には一気に4万円引き下げられて、トン71万円となりました。



このような大きな動きを見せているときは、必ず何らかの原因があるものです。

そりゃ当たり前か・・・。



急落の原因については、中国経済の先行きへの懸念から、中国発で銅価格が大幅に下落し、世界へ影響が広がっているというのが一般的な見方であり、直接的な原因です。



14日6時時点でのLME相場は、$2.9277/lb、為替が$1=101.74円あたりですので、換算値は655.56円/kgといったところ。

国内建値は、トン70万円が適正水準と考えられます。

現在はトン71万円だから、このままだとまだ下がります。



現時点の為替と銅相場のグラフを載せておきますね。

現在の為替


現時点のLME銅相場



ちなみに現在の銅建値であるトン71万円という水準は、今年最安値であり、昨年8月1日以来の低い水準になっています。



今回の相場急変で特筆すべきところは、確かに銅相場は劇的に変動しているのですが、他の非鉄金属に関しては銅相場ほど大きく動いていない点です。

グラフでご覧いただくとわかりやすいかな?


 
↓LME銅-24時間   ↓LMEニッケル-24時間   ↓LMEアルミ-24時間   ↓LME鉛-24時間
LME-銅価格-24時間
 
LME-ニッケル価格-24時間
 
LME-アルミ価格-24時間
 
LME-鉛価格-24時間
                 
↓LME銅-1年   ↓LMEニッケル-1年   ↓LMEアルミ-1年   ↓LME鉛-1年
LME-銅価格-1年
 
LME-ニッケル価格-1年
 
LME-アルミ価格-1年
 
LME-鉛価格-1年


ニッケルやアルミの相場に関して言えば、とても銅と同じような動きとは言えません。

鉛は比較的近い動きをしていますかねえ?



今回の相場の動きに関しては、何かの思惑が働いている・・・のかもね?



さて、このような大きな動きを見せる原因には、中国経済の先行き不安という「直接的原因」だけでなく、そこに至った間接的原因と、様々な複合的原因があるはずだと考えています。



間接的原因あるいは、その他の原因と言って良いのでしょうか?

私はウクライナを巡る情勢が大きな原因になっているんじゃないかと考えています。



ウクライナについては・・・

月曜日の記事にすることにします。



今月は決算申告の期限ですから、事務仕事が忙しいんです。

すいませんね。


 

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