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ロックオンと言っても、好きな子を見つけた訳ではありません

投稿日時:2013/02/07(木) 07:33

中国海軍のフリゲート艦が、自衛艦に対して「ロックオンした・・・」というニュースを見たり聴いたりしましたか?

プチ軍事オタクの私としては、大変興味深い出来事です。


国際標準の考え方としては、軍艦が軍艦に対してロックオンするという行為は、相当重大な出来事と考えられています。

アメリカ国務省をはじめ、ロイターなどの海外メディアも今回の事件を大きく取り上げ、非常に危険な行為であるとの声明を発表しています。


一般的な日本人が考える以上に、今回のロックオン事件は重大です。

日中の間で、いつ軍事衝突が勃発しても不思議ではないと、世界からは理解されていると考えるべきでしょう。


そもそも「ロックオン」とは、射撃統制装置やミサイルに内蔵する目標追尾機構が目標をセットし、射距離・方位角・高低角を自動的に追跡する状態にすることを言います。

簡単に言えば、「発射おK!」ってことです。


戦闘艦が戦闘艦に対して、射撃管制用のレーダーを「発射おk!」という状態にすることが、どういう意味かを想像してみれば分かりやすいかな?

射撃管制用のレーダー照射は攻撃意図を持つ者による攻撃準備と理解するのが通常で、照射された側が先制攻撃を実施しても、国際的な非難を浴びるものではないと考えられます。


今回のレーダー照射は中国共産党政府の命令で無いという意見、見方がありますが、それなら事態は最悪です。

政治が意図しない、軍の暴走で武力衝突事態が勃発する可能性が高まるという考え方になりますので。

ちなみに中国海軍のフリゲート艦がロックオンしたのが米海軍の艦艇であれば、米海軍艦艇は迷わず先制攻撃する・・・と考えるのも常識です。


さて、東シナ海での中国軍による自衛隊への射撃用レーダー照射は、「野田政権が昨年9月に尖閣諸島を国有化する前にもあったことを政府関係者が明らかにした」との報道が出ています。

安倍政権が5日に公表した今年1月下旬の事案以前にも同じ海域で複数回照射があったようで、民主党政権下では「日中関係を悪化させる懸念がある」という理由でこれまで公表を避けてきたらしい。


これ、一番やっちゃいけないことですね。

日頃から、中国の狂気の沙汰を世界に向けてアピールしておかないと、本当に武力衝突事態に陥ったときに味方の数が違ってくる。

1.相手に先に手を出させる=自分からは先に手を出さない、

2.日頃から相手の悪行を世界に向けて発信しておく

この二つは、歴史の反省から徹底するべきかと思います。


特に、「日頃から相手の悪行を世界に向けて発信しておく」という行動が重要だと考えるのですが、日本人の美意識として、他人の悪口を積極的に広報するのが性に合わない。

もちろん、私も同じ意識を共有するのですが、これは日本人最大の弱点だと思います。

日頃から相手を蹴落とすことに万全を尽くしておくという、日本人の美意識からみた汚さが世界で生き抜くためには必要であり、前の大戦に至った日本の反省事項・・・だと思っています。


商売していても同じなのですが、日本人相手なら伝統的道徳観・価値観で接することがあっても、外国相手だと意識をコロっと変える必要があります。

ま、中国政府は日本相手に先制攻撃をかけるほどアホではありませんので、その点は全く心配不要です。

軍の暴走への懸念と、本当の突発事故的な要因が心配の種です。


よく、「不測の事態を招く危険がある」とか、「危険な行為だ」とかいう表現を見聞きされることがあると思います。

あれって、別にやんわりとオブラートに包んだような表現ではなく、まさにありのままの的確な表現でして。

商売に差し支えますので、無用なリスクを冒さないようにして欲しいものです。中国オマエじゃコラ。


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