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今朝の西日本は雨ですよ

投稿日時:2011/03/21(月) 06:26

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先週は海外向け金属スクラップ市況の激変への対応に追われ、バタバタと現場での業務が中心となっていました。

今の状況は、需要あるいは生産能力と、供給のバランスが少々乱れており、品目によって、相場が大きく崩れているという状況でしょうか?

まず、供給の面から見ると、被災地を除くと平常に近いスクラップ供給があるわけです。

近い将来は、被災地発生スクラップも登場し、供給量が増加する可能性はあるものの、全体で見れば、今は平常どおり、あるいは少々少なめといったところでしょうか。

一方、需要と生産能力という面では、まず静岡以東の地域では、震災による被害と電力制限の事情により、生産能力が著しく低下している模様です。

生産能力に対して、供給過多の状況にはあるかと思います。

これまでも、日本国内の需要あるいは生産能力に対しては、相当多量のスクラップが発生してきたわけですが、海外へ輸出するという行為により需給バランスが取られて来たわけです。

しかし、今回の震災というよりも原発事故のお陰で、輸出が少々難しくなっているために需給バランスの乱れに拍車をかけている状況かと思います。

こんな事情により、特に海外向きが中心のスクラップ相場が崩れているとご理解下さい。


え?そんなことは分かってるって?

分かっていてもね、何度も何度も、頭の中で今の状況を整理しないといけないのです。

じゃないと、的確な行動が取れないだろうと・・・


あっ、ご報告です!

3月15日時点で行方不明となっていた、当社名古屋営業所所属の高岡君の無事が確認され、昨日20日には名古屋へ生還しました。

詳しいことはさておき、とにかく無事に帰って来てくれたことをご報告しておきますね。


さて、これからのスクラップと中古品の動きを個人的に予想してみると、やはり当面の間、輸出事情は厳しいものになるのではないかと思います。

これだけ大きな原発事故を起こした以上、日本からの貨物に放射性物質混入の疑いをもたれるのは当然のことですし、以前と同じ状況に戻るには一定の時間が必要かと思います。

その「時間」や「程度」が問題になるわけでして・・・

時間については、数週間で済むのか、あるいは数年に及ぶのか。

程度については、相手国が勝手に検査するだけなのか、輸出者に大きな費用負担が発生してしまうのか。

このあたりは、各々がそれぞれの思惑と予想で対処されることでしょう。


まあ、リーマンの時の様な、ある意味八方ふさがりの状況でないことは確かです。

おそらく数週間、どんなに長くても数ヶ月のことと、私はとっても楽観していますので!

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