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再び九州

投稿日時:2015/11/09(月) 05:34


前回の更新はバンコクからでしたが、今日の更新は九州からですよ~。





先週金曜日の朝7時半に名古屋へ帰国。


海外出張中の5日間に溜まった仕事を金曜日と土曜日で済ませ、日曜日の朝に九州地方某県へ移動しました。


今日月曜日から2日間は、非鉄金属スクラップの輸出に関する業務です。





ご承知の方も多いかと思いますが・・・


いわゆる「ざっぴん」の輸出状況は、非常にお寒い状態です。





「安い」だけだったら、「しょうがない」で済むのですが、ここ最近の状況は「買い手がつかない」ということも珍しくありません。


完全な買い手市場ですから、ざっぴん屋さんは苦労が多いのです。





「アンタの所は自転車屋だから良いじゃない!?」


最近ではそんなことを言われることが多いのですが、一応ざっぴん屋でもありますので、雑品相場の下落はとても気になります。


3~4年前から雑品が駄目になっても生き残っていける会社への変化を進めてきましたから、困っている訳ではありませんが・・・。





現在、雑品を取り巻く状況が悪化している最大の原因は、鉄スクラップ価格の下落です。


やはり雑品という商品を構成している主要な成分(?)は鉄ですので、鉄スクラップ価格が下落すると、雑品はしんどい。





じゃあ何で鉄スクラップ価格が下落しているのかと言えば、これは中国経済に陰りが見えているからでしょう。





中国のGDPは、公式発表では約7%の成長ということになっていますが、さすがに「それはないだろう」というツッコミを世界から受けております。


何しろ、国内消費、政府支出、輸出入などが前年比マイナスなのですから、その状況で、どうやったら成長するのよ・・・とツッコミたくもなります。





私は学者じゃありませんから、共産党政府の公式発表が正しいのか、いわゆる「李克強指数」と言われる、電力消費、鉄道輸送量、銀行融資から算出した3%程度という数字が正しいのかは知りません。





あ、そうだ。


最近では、中国の輸入量からGDP成長率を割り出そうとする試みも行われているようです。


輸入量に関しては、より信憑性が高い、貿易相手国の輸出量の輸出量から計算することが出来るので、水増し発表が出来ないから・・・ということのようです。





その考え方によると、2015年7月までの輸入量は前年比マイナス14%であり、GDPを試算するとマイナス3%という結果になるそうな。


何が本当の数値なのかは、世界の誰にも分からないことですが、宜しくないのは確かなように実感しますね。







そのような時節に、なんで雑品なのか?





ま、悪いクセが出たのでしょう。





私が雑品中心の業務から決別を図った頃は、まだまだ新規参入が後を絶たないような時期でした。


アホウと言われようが何と言われようが、自転車をはじめとする中古機器の輸出と、都市鉱山と呼ばれるレアメタル、貴金属含有スクラップをメインとする会社への移行を行ってきました。





ここへ来て、雑品から撤退あるいはお休みするようなプレイヤーが増えてきました。


先行きに関しても、悲観的な見方をするプレイヤーが増えてきたように感じます。





そろそろ、逆を張るのにエエ時期がやってきたんじゃない?





そんな気がしましてね。


あえて雑品回帰(?)をさせて戴こうかと思っております。


悪いクセなんですが。





そんな考えと、「縁」がちょうどマッチしまして、本日のざっぴん船積みとなりました。


本気で「ヤル」と決めたら、本腰を入れてやります。





ひょっとすると、数ヵ月後には「なんちゃって中国語」を覚えて、中国への出張が増えている・・・なんてことがあるかもしれません。


それぐらいのことをやらないと、既存の枠組みを超えた新たな仕組みづくりは出来ませんし、新たな仕組みが出来ないならば、既存の巨大業者には絶対勝てませんからね~。





しかし私の体というか、使うことが出来る時間も、そろそろ限界に近いというのが正直なところです。


これ以上、なにか新しいことを進めようとするならば、人材を求めるところから始めないといけませんねえ。。。







 

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