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販売結果に愕然

投稿日時:2015/06/04(木) 06:28


長らくブログを更新しておりますと、時々ネタに詰まります。

ネタが無くて更新できないというよりは、「何を書いたら良いのか分からなくなる」という方が正確かも知れません。



日々を生きて、仕事をしている以上、何らかの出来事は起こりますから、ネタに困るなんてことは無いはず。

でも、「面白くなくては・・・」とか、「刺激的でなくては・・・」などという邪心(?)が頭の中を支配し始めると、何を書けばよいのか分からなくなるのです。



こればっかりは、分かっていてもダメですね。

自分の方向性を転換・修正するのに数日を要します。

という事は、数日はブログが書けない状態が続きます。





無理やり机にかじりついてブログ更新するのも嫌なので、ダメなときは休養させていただきます。

長くとも一週間も経てば回復しますので、そのあたりはご了承ください。





さて、昨日の出来事です。



弊社ではアジア・アフリカなど各国へ中古自転車を輸出しているのですが、昨日はアジア某国から販売結果の報告がありました。

日本から海上コンテナで送った中古自転車について、「どんな自転車がいくらで売れたか」というレポートです。



このレポートが無いと、自分たちの取り扱う商品の本当の価値が分かりません。

レポートが送られてきた後に、販売代金も送られてくる。

今はそんなスタイルの仕事が標準です。





ヤード渡しで売却する仕事だと、お金の回転も速いし、頭を悩まさせることもないのですが、それでは本当の情報が分からないし、仕事としての面白味にも欠けます。



欠点としては、やはりお金の回転が少々遅いことでしょうか?

仕入代金はコンテナに積み込んですぐに支払いますから、そこから海外へ送って荷下ろし・整備・販売・代金回収まで、およそ約3か月ほどの期間を要しています。

正直、資金がいくらあっても足りませんねえ。





「資金は、年20%の利益を生まなければならない」



誰かにそんな事を言っていた記憶があります。

粗利ではなく、純利益に近いイメージで年20%お金を増やすことを意識しなさいという話だったと思いますが、粗利20%の仕事でも3カ月に1回資金を回転させて年4回転させれば、純利20%くらいを達成できそうな気がします。

今の状況では、粗利20%の仕事さえ中々無いんですけどね・・・。





話を本題に戻します。





海外現地からの販売レポートが送られてくると、収支計算を行います。



仕入代金、国内輸送費、海上運賃、海外での輸送費、販売経費・・・等々、販売代金から諸経費を差し引いて利益を計算します。

実態としては、10%も利益が出れば御の字というところでしょうか?

そんなものです。



ところが昨日のレポートに基づく計算結果には驚かされました。

仕入先、送り先ともに取引実績があったのですが、両者のマッチングは初めてというパターンでした。



過去に仕入れた実績があるので、どんな程度・状態の商品がコンテナに積まれるかは、ある程度理解していました。

送り先の国で、どんな商品がいくらで売れるかも理解していますので、仕入れ値をかなり正確に計算できることになります。



3か月分の金利と手間賃程度の利益が出るように計算して、仕入価格設定を行ったつもりでした。




結果は・・・

自分の計算が甘かったと言うべきか、計算が正確だったと言うべきか、諸経費を差し引いた利益は、わずか5,297円・・・。



日本も梅雨に入りましたが、東南アジアでも日本よりはるかに長い雨期に入りましたので、少々販売価格が下落気味です。

これに加えて、少し私のイメージより入荷した商品のクオリティが低かった。

これらの理由で、一台あたり100~200円ほど販売価格が安くなってしまっていました。



一台あたり100円の誤差でも、600台だと60,000円です。

200円の誤差が出ると、12万円もの違いが出てきます。




コンテナ一台で得ようとしていた利益は、この程度の金額ですから、少しの誤差でこのような結果になってしまいます。

5,297円の利益が純利益に近い金額だと言っても、請求書が出てこない経費は含まれていません。



そう。

私の手間賃が経費として計上されていませんので、これじゃあ実質赤字です・・・。

総額200万円ほどのお金を使っての結果ですから、少々落ち込みました。





ま、最初はこんなものです。

少しずつ改善を進めて、適正利益が確保できるようにするしかありません。

販売価格を一台あたり100~200円上げるための工夫を、国内・海外双方で地道に進めるしかないというのが、今の業界を取り巻く実態でしょうか。



それが出来ないパートナーならば、国内・海外どちらさまに関わらず、弊社とのお付き合いは無理ということになります。



日本企業のお家芸は「カイゼン」じゃあ!

次はキッチリ利益を出してやる・・・と誓っております。はい。

 

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